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2019年3月31日日曜日

【開催案内】公開シンポジウム「大地震に対する大都市の防災・減災」

 大都市直下の大地震発生が予測される中、大都市への人・構造物・機能の過度の集中と複雑なシステムにより震災リスクがますます高まっている。マグニチュード7クラスの首都直下地震が起きた場合、2万人を超える死者だけでなく、わが国の国家予算に匹敵する規模の被害が予測されている。現状は、大都市の賑やかで活発な生活と活動を広げつつ、震災発生を前提にして地震後の対応のための対策・準備に重点がおかれている。一朝一夕には進まないが、将来の都市構成を見通した中で災害を極力減じるための抜本的で具体的な活動を、
個人・家族・企業・自治体・国は、それぞれ且つ協力して推進すべきである。本シンポジウムでは、大都市の震災軽減につながる強靭な都市・社会の構築に向けたハード・ソフト対策と、将来的に目指すべき国土や都市の構成に関して本分科会で議論してきたことを説明し、これをもとに大地震に対する大都市の防災・ 減災について真剣な議論を行いたい。

ポスター:http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/247-s-3-1.pdf

◆日 時:2017年8月28日(月)12:00 ~16:00

◆場 所:日本学術会議 講堂(東京都港区六本木7-22-34)
◆主 催:日本学術会議 土木工学・建築学委員会
            大地震に対する大都市の防災・減災分科会

◆参加費:無料、以下のサイトから申込して下さい
     https://ws.formzu.net/fgen/S64188825/

(司会): 田村和夫(日本学術会議連携会員、千葉工業大学工学部教授)
開会あいさつ「専門を超える視野を持って行動する努力」
  米田雅子(日本学術会議第三部会員、慶應義塾大学特任教授)
背景と課題 「最新の科学的知見にもとづき、想像力を広げた熟考」
  和田 章(日本学術会議連携会員、東京工業大学名誉教授)
「居住、活動のための適地の選択」
  浅岡 顕(日本学術会議連携会員、名古屋大学名誉教授)
「大都市地震係数の採用」
  田村和夫(前 掲)
「土木構造物・建築物の耐震性確保策の推進」
  小野徹郎(日本学術会議連携会員、名古屋工業大学名誉教授)
「人口集中、機能集中の緩和」
  福井秀夫(日本学術会議連携会員、政策研究大学院大学教授)
「留まれる社会、逃げ込めるまちの構築」
  沖村 孝(日本学術会議連携会員、神戸大学名誉教授)
「情報通信技術の強靭化と有効な利活用」
  山本佳世子(日本学術会議連携会員、電気通信大学准教授)
「大地震後への準備と行動」
  南 一誠(日本学術会議連携会員、芝浦工業大学建築学部教授)
「耐震構造の進展と適用」
  高橋良和(日本学術会議連携会員、京都大学工学研究科教授)
「国内外の震災から学ぶ、国際協力、知見や行動の共有」
  東畑郁生(日本学術会議連携会員、東京大学名誉教授)
総合討論
閉会挨拶
  東畑郁生(前 掲)

◆問合せ先:田村和夫(千葉工業大学)
      e-mail : kazuo.tamura@it-chiba.ac.jp

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