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2019年4月2日火曜日

【開催案内】日本学術会議主催学術フォーラム「軍事的安全保障研究をめぐる現状と課題―日本学術会議アンケート結果をふまえて」

・日時:平成30年9月22日(土)13時00分~17時00分

・場所:日本学術会議講堂

・主催:日本学術会議

・開催趣旨:
 日本学術会議は、2017年3月に「軍事的安全保障研究に関する声明」を発出した。本声明は、「大学等の各研究機関は、施設・情報・知的財産等の管理責任を有し、国内外に開かれた自由な研究・教育環境を維持する責任を負うことから、軍事的安全保障研究と見なされる可能性のある研究について、その適切性を目的、方法、応用の妥当性の観点から技術的・倫理的に審査する制度を設けるべきである。」と述べ、大学・研究機関に対し、
 独自の審査制度を設けるよう提言した。2018年2月~3月にかけて、日本学術会議科学者委員会は、声明のフォローアップとして、大学・研究機関で声明がどのように受け止められたのかにつき、全国183の大学・研究機関にアンケート調査を実施した。結果は74%という高い回収率となり、自由記述を通してさまざまなご意見を頂戴したところである。
  今回の学術フォーラムは、匿名性を確保して、アンケート結果を分析・公表することを目的としている。一方、大学・研究機関によっては、すでに軍事的安全保障研究への対応を公表しているところも少なくない。アン
ケート調査からも、大学・研究機関の取り組みの多様性が浮かび上がってきた。これらを考慮し、本フォーラムでは、いくつかの大学・研究機関にご協力をお願いして、軍事的安全保障研究に対する取り組みについてご紹介いただくこととした。また、積極的な取り組みをしている学協会からも活動をご紹介いただく予定である。互いの情報を共有し、今後の課題を明らかにしていきたい。


・次第:
総合司会 橋本 伸也
    (日本学術会議第一部幹事・第一部会員、関西学院大学文学部教授)
13:00~13:05
 開会挨拶 武田 洋幸(日本学術会議第二部幹事・第二部会員、
            東京大学大学院理学系研究科長・教授)
13:05~13:15
 趣旨説明 三成 美保(日本学術会議副会長・第一部会員、
            奈良女子大学副学長・教授(研究院生活環境科学系))
13:15~13:30
 会長挨拶 山極 壽一(日本学術会議会長・第二部会員、京都大学総長)
13:30~13:45
 「軍事的安全保障に関する声明について」
  杉田 敦(日本学術会議連携会員、法政大学法学部教授)
13:45~14:25
 「アンケートの分析結果から」
  佐藤 岩夫(日本学術会議第一部長・第一部会員、
        東京大学社会科学研究所長、教授)
14:25~15:10
 「取り組みの紹介」(各15分)
 (1)琉球大学 西田 睦
       (琉球大学理事・副学長(研究・企画戦略担当))
 (2)関西大学 吉田 宗弘
       (関西大学副学長(化学生命工学部教授))
 (3)日本天文学会 柴田 一成
         (日本天文学会会長、京都大学大学院教授)
          土井 守
         (日本天文学会副会長、東京大学大学院教授)
15:10~15:20 休憩
15:20~16:55 討論
 司会
  佐藤 岩夫(日本学術会議第一部長・第一部会員、
                東京大学社会科学研究所長、教授)
 パネリスト
  杉田 敦(日本学術会議連携会員、法政大学法学部教授)
  渡辺 芳人(日本学術会議第三部会員、名古屋大学教授)
  杉山 滋郎(北海道大学名誉教授)
  千葉 紀和(毎日新聞記者)
16:55~17:00
 閉会挨拶 米田 雅子(日本学術会議第三部幹事・第三部会員、
                   慶應義塾大学先導研究センター特任教授)


・定員:先着300名(参加費 無料)

・お申込み:事前申込み必要・以下のURLからお申し込みください        
      https://form.cao.go.jp/scj/opinion-0067.html

・アクセス:東京メトロ千代田線「乃木坂駅」下車、
      5番出口(青山霊園方面)より徒歩1分

・問合せ先:
 日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当
 〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34
 電話:03-3403-6295

2019年3月31日日曜日

公開シンポジウム 「アジアの地域協力の発展に向けて―不安定化をどう克服するか」

◆日 時:平成29年9月21日(木) 13:00~15:00
◆場 所:青山学院大学総合研究所ビル12階大会議室(国際会議場)
     (東京都渋谷区渋谷4-4-25)
◆主 催:日本学術会議地域研究委員会
      アジアの地域協力の学術的ネットワーク構築分科会
◆参加費:無料
◆開催趣旨:
 東アジアの情勢が緊迫の度合いを増してきている。日本学術会議では、23期(2014-2017)において、人文社会科学の縮小をめぐる議論や、軍事安全保障と学問についての声明が出される中、第一部全体で日本の学術をめぐる大きな転換点としての議論が継続されてきた。

 また地域研究委員会から大型プロジェクトとして「欧州とアジアにおける地域協働及び歴史的対立関係の修復に向けての総合的共同研究プロジェクト」が採択され、アジア諸国とくに日中韓との学術連携とデータベース整備の基盤が整いつつあり、他方、政治学委員会比較政治学分科会はアジアを中心とする人材育成に向けて、報告「グローバル化と地方再生のための人材育成―シンクタンク・ネットワーク形成と若者の未来―」を作成した。

 これらを踏まえ、今期のアジアの地域協力の学術的ネットワーク構築分科会、地域統合分科会のまとめとして、上記の学術会議の日本と東アジア情勢をめぐる学術を含む緊迫した動きをどのように受け止めるかを含め、シンポジウムを開催し、次期24期に引き継ぐこととしたい。東アジア共同体の学術基盤形成委員会による提言を受け引き継ぐ形で形成された分科会の3年間を総括し、ますます緊迫度を増し重要となってきている東アジアにおいて、日中韓三国協力の実態、欧州の安全保障をめぐる話し合いの場の組織化により、紛争を防ぎ安定化を目指してきた制度化の動きを参考にしつつまとめを行う。それにより24期には東アジアの流動的現状を踏まえながら、可能であれば提言ないし報告を提起する形で引き継いでいきたい。

◆次 第:
13:00 開会挨拶、趣旨説明
羽場 久美子(日本学術会議第一部会員、
       青山学院大学大学院国際政治経済学研究科教授)

13:05 「日本史から見たアジアの地域共同に向けての課題」
大日方 純夫(日本学術会議連携会員、早稲田大学文学学術院教授)

13:25 「前委員会東アジア共同体・アジア地域協力に向けての経緯と課題
小谷 汪之(日本学術会議連携会員、東京都立大学名誉教授)

13:40 「最近の北東アジア情勢と日中韓三国協力の関わり」
岩谷 滋雄(リンガハウス教育研究所理事長、
      元外務省日中韓三国協力前事務局長)

14:00 「アジア法の過去・現在・未来──植民地支配からPACLへ」
金山 直樹(日本学術会議連携会員、慶應義塾大学法学部教授)

14:15 「アジア地域協力の現状と課題―アジアの安全保障の制度化」
羽場 久美子(日本学術会議第一部会員、
       青山学院大学大学院国際政治経済学研究科教授)

14:30 フロアとの質疑応答

14:45 閉会挨拶

◆問合せ先
 日本学術会議事務局(担当:砂山)
 03-3403-5706

平成30年9月開催「第4回世界社会科学フォーラム(WSSF2018)」 の開催とセッション公募

 国際社会科学評議会(ISSC)が3年に一度開催している『世界社会科学フォーラムWorld Social Science Forum(WSSF)』が、いよいよアジアで初開催されます。
 社会科学、行動科学の様々な学問分野や関連機関を横断し学際的議論を深める場で、日本のリーダーシップが問われます。只今セッションの公募が行われています。
 参画のご検討及び関係各位への周知をお願いいたします。

 この度の第4回世界社会科学フォーラム(WSSF2018)では、『Security and Equality for Sustainable Futures 』をメインテーマに、世界中が直面している人間の安心、安全、生存基盤の確保という問題に迫ります。社会保障や地政学的な安全保障のみならず、バイオセキュリティ、サイバーセキュリティ等も含めて『Security』をどうすれば持続的に保障できるか、また多様性を維持しつつ『Equality』と持続性の危機を打開するにはどうす
ればよいか、研究発表と議論が行われます。

 本会議には85ヵ国・地域から約1,000名の参加が見込まれています。

 この会議を日本で開催することは、持続性のある科学技術と社会のイノベーションにおいて我が国の社会科学関係者の国際的なリーダーシップを提示することにつながります。また本会議のため中国、韓国、台湾、ASEAN、インドなどと共同してアジア各国・地域の社会科学研究機関と連携することで、アジアの各機関との今後のネットワーク拡大の基礎を確立できます。 国内的には“人文・社会科学”の問題関心を再構成する絶好の機会と言えます。
 併せて、広い意味でのSecurityを一つの柱とし、エネルギ―、環境保護、持続可能な社会や防災の問題にも対峙するこの大会を東日本大震災を経験した日本、中でも平成28年熊本地震に遭遇した九州の地で開催することは、世界各地から参加するあらゆるステイクホルダー及び一般市民にとっても大きな意義があります。

会議名:第4回世界社会科学フォーラム(WSSF2018)
会 期:平成30年9月25日(火)~9月28日(金)[4日間]
会 場:福岡国際会議場(福岡市)

テーマ:Main theme: “Security and Equality for Sustainable Futures”
         持続可能な未来のための生存・安全の確保と平等

サブテーマ:
 1.Sustainability and security
  持続可能性と生存・安全
 2.Cybersecurity, cyberattacks, hybrid warfare
   サイバーセキュリティ、サイバー攻撃, ハイブリッド戦争
 3.Human security
   人間の安心・安全
 4.Security and the 2030 Agenda
   生存基盤の確保と国連採択課題:持続可能な開発のための2030アジェンダ
 5.Globalization, diversity, and cultures of belonging
   グローバリーゼーション、多様性と文化的帰属
 6.Development and inclusion in urban and rural areas
  都市と地方を包摂する開発
 7.Gender equality and security
  男女平等と人間の安全保障
 8.Health, safety and biosecurity
  健康、安全とバイオセキュリティ
 9.Freedom, democracy and security
  自由、民主主義と安全確保

主催:International Social Science Council(ISSC),
    国立大学法人九州大学

スケジュール:
 ・セッション公募   平成29年 6月 1日~9月1日(〆切予定)
 ・採択セッション発表 平成29年11月30日 (予定)
 ・ペーパー公募    平成29年12月 1日~平成30年3月1日(予定)


 なお、この会議は、日本学術会議との共同主催となる予定です。

※内容等の詳細は以下のホームページをご参照ください。
○WSSF2018公式ホームページ(http://www.wssf2018.org
〇WSSF2018セッション公募要項
(http://www.wssf2018.org/call-for-session-proposals.html)

【問合せ先】WSSF事務局(九州大学本部第一庁舎内)
 (Tel:092-642-2257、Mail:wssf2018@jimu.kyushu-u.ac.jp)

【日本学術会議】声明の決定のお知らせ

日本学術会議 協力学術研究団体 御中

 時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。このたび、日本学術会議では、下記の声明を取りまとめましたのでお知らせします。
 今後とも、日本学術会議の活動に対する御支援のほど、よろしくお願いいたします。

           記

○声明「軍事的安全保障研究に関する声明」

 http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-s243.pdf


<問い合わせ先>
日本学術会議事務局参事官(審議第二担当)付
            松宮・大橋・大庭
電話 03-3403-1082

【国立天文台】超遠方宇宙に大量の巨大ブラックホールを発見

発見された巨大ブラックホール。矢印の先にある赤い天体で、地球からの距離は130.5億光年。すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラHSCによる探査観測で得られた画像。  オリジナルサイズ(876KB) 地球から約 130億光年離れた宇宙に、83個もの巨大ブラックホールが発見され...