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2019年3月31日日曜日

日本学術会議主催学術フォーラム「防災学術連携体の設立と東日本大震災の  総合対応の継承」の開催

・日時 平成28年1月9日(土)13:00~17:30

・場所 日本学術会議講堂

・開催趣旨

 日本の防災・減災に関わる30の学会の代表が集まり、日本学術会議と連携し、東日本大震災に対する反省と今後の抜本的な見直しに際し、本質的な議論を 展開する連続シンポジウム「巨大災害から生命と国土を護る-30学会からの発信」を行ってきた。理学・工学の関連分野に加え、社会経済や医学を含めた幅広い分野の研究者が、分野の壁を越えて議論し、2012年5月に政府に向けた共同声明、2014年11月に国際社会に向けた共同声明と30学会の取組み紹介の冊子を発出するなど、様々な成果をあげてきた。その最終回(11回)として、学術フォーラムを開催し、東日本大震災後の約5年間を振り返り、大震災から 得られた教訓とその継承について議論する。

 このフォーラムをもって「東日本大震災の総合対応に関する学協会連絡会」は終了するが、後継組織として「防災学術連携体」(Japan Academic Network for Disaster Reduction)を設立し、防災・減災の全般を対象に、より広い分野の研究者の参画を得ながら、今後の大災害等の緊急事態にも対応できる継続性のある学会ネットワークを育てていく。

 日本学術会議は平成26年2月に「緊急事態における日本学術会議の活動に関する指針」を制定し、平成27年7月に「防災減災・災害復興に関する学術連携委員会」を設置した。防災学術連携体はこの委員会と密接に連携して活動する。本フォーラムでは、防災学術連携体に期待される役割についても議論する。

  詳細は「防災学術連携体」のホームページ http://janet-dr.com をご覧下さい。

・次 第
 13:00 挨拶・趣旨説明
  司 会:目黒公郎(日本学術会議連携会員、東京大学教授)
  挨 拶:大西 隆(日本学術会議会長、豊橋技術科学大学学長)

  挨 拶:加藤久喜(内閣府防災担当政策統括官)

 13:15 学協会連絡会のこれまでの活動と成果について
  依田照彦(日本学術会議会員、土木工学・建築学委員長、早稲田大学教授)

 13:30 学会連携の取組み事例の発表
  集団災害医学会20周年総会 学協会連絡会との連携PD
  東日本大震災合同調査報告「原子力編」刊行記念 合同報告会
    代表発表:川島一彦(東京工業大学名誉教授)
  地球惑星科学委員会と土木工学・建築学委員会との連携
   「地質地盤情報の整備・活用と法整備」シンポジウム

 13:45 ディスカッション1「東日本大震災復興の課題と今後の方向」
  テーマ(1)「震災・復興に役立った知見、役立たなかった知見、役立てたかった知見」
  テーマ(2)「どのような体制があれば良かったか、震災の現場ではどのような研究が望まれていたか、学会連携に期待することは何か」

  パネリスト:東日本大震災の総合対応に関する学協会連絡会/各学会代表15名
        吉野 博(日本学術会議会員、東北大学教授)、
        浅見泰司(日本学術会議連携会員、東京大学教授)
  コーディネータ:米田雅子(日本学術会議連携会員、慶応義塾大学特任教授)

 15:00-15:15 休憩

 15:15 ディスカッション2「東日本大震災に学んだ防災・減災と今後の方向」
  テーマ(1)「防災・減災に役立った知見、役立たなかった知見、役立てたかった知見」
  テーマ(2)「どのような体制があれば良かったか、研究成果に社会を動かす説得力があったか、学会連携に期待することは何か」

  パネリスト:東日本大震災の総合対応に関する学協会連絡会/各学会代表15名
        小松利光(日本学術会議会員、九州大学教授)、
        小池俊雄(日本学術会議連携会員、東京大学教授)
  コーディネータ:米田雅子(前掲)

 16:30 「防災学術連携体」設立の報告
        和田 章(日本学術会議会員、東京工業大学名誉教授)

 16:45 新規参加学会の取組み発表

 17:25 閉会挨拶 田村和夫(日本学術会議連携会員、千葉工業大学教授)

(参加費 無料)

定  員:先着340名

お申込み:下記サイトの申込フォームよりお申込ください。
     http://janet-dr.com
     定員になり次第締め切らせて頂きますので、御了承ください。

インターネットで実況中継 (Ustream):
     当日、ホームページ http://janet-dr.comを御覧ください。

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