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2019年3月31日日曜日

公開シンポジウム『人工光合成』の開催

・日時 平成27年12月9日(水)13:00~18:10
・場所 日本学術会議講堂
・主催 日本学術会議化学委員会・総合工学委員会・材料工学委員会合同触媒化学・化学工学分科会、文部科学省研究費補助金新学術領域「人工光合成による太陽エネルギーの物質変換:実用化に向けての異分野融合」(AnApple)科学技術振興機構人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem)「二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発(人工光合成プロジェト)」
・共催 東京理科大学研究戦略産学連携センター
・後援 なし

・開催趣旨 地球規模でのエネルギー・環境問題の解決および化学工業における新たな産業創成として,人工光合成技術の確立が強く望まれている。人工光合成技術が確立できれば,化石燃料を消費せずに,太陽光をエネルギー源,水と二酸化炭素を原料として,水素,ガソリン,オレフィン等のソーラーフュエルやソーラーケミカルを製造することができるようになる。そのため,世界中でソーラーフュエル製造を目指したプロジェクトが走っており,数多くの国際会議が開催されている。日本においても文部科学省研究費補助金 新学術領域「人工光合成による太陽エネルギーの物質変換:実用化に向けての異分野融合」(AnApple),科学技術振興機構「低エネルギー、低環境負荷で持続可能なものづくりのための先導的な物質変換技術の創出」(ACT-C),人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem)に代表される人工光合成研究プロジェクトが走っている。日本のプロジェクトの一つの特徴として産官学が協力して,人工光合成の確立に向けて取り組んでいることが上げられる。そこで,本シンポジウムでは,プロジェクト総括,および産官学を代表する研究者による講演を通して,日本における人工光合成研究の最前線を紹介し,参加者およびプロジェクト間の情報交換・意見交換をすることを目的とする。そして,オールジャパンとしての今後の方向性を探っていく。

・次 第:
 13:00-13:30 趣旨説明,人工光合成とは,世界の研究動向
   工藤 昭彦(日本学術会議連携会員、東京理科大学理学部応用化学科教授)

 13:30-14:10 科研費新学術領域およびJSTさきがけプロジェクトにおける人工
        光合成関連研究
   井上 晴夫(日本学術会議連携会員、首都大学東京 人工光合成研究セン
         ターセンター長、新学術領域「人工光合成」代表、さきがけ
         「光エネルギーと物質変換」研究総括)

 14:10-14:50  JST ACT-Cプロジェクトにおける人工光合成関連研究
   國武 豊喜(公益財団法人北九州産業学術推進機構理事長、国立研究開発
         法人科学技術振興機構 ACT-C 研究総括)

 14:50-15:30  NEDO人工光合成プロジェクトの紹介と産業界から見た人工光合
        成技術
   瀬戸山 亨((株)三菱化学科学技術研究センター瀬戸山研究室室長、三菱
         化学(株)フェロー、人工光合成プロジェクトリーダー)

 15:30 休憩

 16:00-16:40 官側からの視点「人工光合成による水素と有用化学物質製造」
   佐山 和弘(産業技術総合研究所太陽光発電研究センター首席研究員)

 16:40-17:20 大学からの研究成果「光触媒材料を用いる水分解反応」
   堂免 一成(東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻教授)

 17:20-18:00 産業界からの研究成果「水と二酸化炭素からギ酸を合成する人
工光合成技術の現状」
   森川 健志(株式会社豊田中央研究所森川特別研究室室長)

 18:00-18:10 閉会の挨拶
   阿尻 雅文(日本学術会議第三部会員、東北大学原子分子材料科学高等
         研究機構教授)


<お問合わせ・申し込み先>
 東京理科大学 工藤昭彦
  Email: a-kudo@rs.kagu.tus.ac.jp

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